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マンスリー・メモ2006年12月2006年12月31日更新

12月28日、県内一円に雪が降った。北陸道で県庁に行く途中、一面の白い景色を見て、天が今年一年の暗い嫌な事を覆い隠してくれたのかなと、ふと思った。京都の清水寺貫主が今年の漢字として揮毫された「命」をかみしめたい平成18年の大晦日である。

 

12月議会

私は、三つの項目で質問した。その骨子は次の通り。

  1. 教育問題について
    1. 学校におけるいじめ対策に最も有効な手立ては、スクールカウンセラーやカウンセラー指導員の配置を拡充する事であるが、その方 針はどうか。
      質問の趣旨
      学校におけるいじめ問題は、忙しい先生が合間に対応できるものではなく、専門的なカウンセリング能力を有する人材が不可欠である。
    2. 高校の必修科目未履修問題で大事な事は、高校教育についての論点を早期に整理して、文部科学省に主張提言すべき事であるがどうか。
      質問の趣旨
      学校や教育委員会の責任は当然であるが、より根本の問題として、学校週5日制の窮屈な学習時間や学習指導要領と必修科目との乖離などで教育現場が混乱、苦渋している原因を早期に論点整理し、現場の声、地方の声をきちんと国に伝える事である。
  2. 「真に必要な道路」とは何かを、富山県の立場でとりまとめ、積極的に国に主張していくべきだが、どうか。
    質問の趣旨
    道路特定財源のあり方について、2007年度中に「真に必要な道路」を選定し、2008年度から整備する事が決まった。これを受けて、富山県も能動的に行動していかないと、乗り遅れる事となる。
  3. 中山間地域の活性化について
    1. 有害鳥獣対策として、猟友会員の高齢化にどう対処していくのか。
      質問の趣旨
      富山県の猟友会員の8割が50歳以上。このままでは、有害鳥獣被害から住民を守ることに支障が生じかねない。
    2. ツキノワグマの捕獲許可権限を知事から市町村長に移す考えはないか。
      質問の趣旨
      より敏速に捕獲が可能となるようにして欲しいとの住民の声がある。
    3. 県産材の活用(地産地消)にもっと積極的に取り組むべきだがどうか。
      質問の趣旨
      富山県の県産材自給率はわずか数パーセント。消費があってこそ、森林の循環的利用が生まれ全体として森林の整備が進む。もっと、林業振興という視点が欲しい。
    4. 中山間地域振興計画を策定し、中山間地域のもつ自然資源、文化資源、歴史資源を総合的、戦略的に活かす事が元気富山創造には、不可欠と思うがどうか。
      質問の趣旨
      地方の良さ、田舎の良さに新たな価値が見い出されて来ている。富山県もこのチャンスを活かすべきである。

教育再生会議

安倍首相直属の教育再生会議で、様々な議論がなされている。その中に、民間人登用に数値目標を掲げその推進を図るべきとの意見がある。狙いは、教員の資質向上との事。私は、これは疑問である。優れた民間人が、例えば母校に来て、若者に直に生き方や経験を語る事は、とても意義深い事と思う。しかし、学校の管理能力や経営能力を上げるために民間人を登用するとの考えは無理がある。むしろ、教員をもっと民間に出し、民間ならではの経験の中から、学校に生かせるものは何かを考え実践させる事のほうが有効であると思う。どうも、教育の議論ばかりではなく、最近、「民」こそ正であり善であるという民至上主義が気になる。裁判員制度もその例である。

将来推計人口

先日、2055年のわが国の将来推計人口が報道された。中位推計で約9千万 人。その中身がぞっとする。

15歳未満
8.4%
750万人
65歳以上
40.5%
3650万人
15歳から65歳までの生産年齢人口
約50%
4500万人

50年先という近未来のこんな数字を示されたら、益々、子どもを生む気がしなくなるのではないかと思う。この数字を警鐘と受け止めなければならないが、将来に対する「創造力」と「想像力」が、今の国民特にリーダーに問われているのではないか。

いろいろお世話になりました

平成18年、あとわずかとなりました。この1年のご厚情に心より感謝いたします。平成19年、軸足をしっかり立てて前身したいと思います。何卒、よろしくお願いいたします。

結びに、平成19年が皆様にとりまして良い年となりますよう念じます。